10月15日土曜日に流域親子見学会を開催しました。

 越谷市を中心に、大人12名、子供7名の方々が参加されました。

 桑袋浄化施設と桑袋ビオトープ公園を見学しました。
●パックテストをしてみたよ!

綾瀬川の水をみんなでパックテストで測定しました。CODで6〜8mg/lの値になっていました。DOの測定もしてみました。結果は5mg/lくらいの値になっていました。

パックテストをやっています。 結果がでました。
●桑袋浄化施設

綾瀬川に合流する前の伝右川の水を浄化して、すこしでもきれいにして流すための施設です。浄化された水は綾瀬川に流されたり、桑袋ビオトープ公園の池に放流されています。桑袋ビオトープ公園内の池を通った水は、池の自然浄化によってさらにきれいにされて伝右川に戻されます。

●浄化施設断面

桑袋浄化施設の中には、たくさんの礫(石)が詰まっています。

この仕組みを「曝気付き礫間接触酸化法(ばっきつきれきかんしょくさんかほう)」といいます。

石が詰まった水槽に汚れた水をゆっくりと流すと、石のすき間に汚れが沈殿し、石の表面にすみついた微生物が汚れを分解してくれます。

沈殿した汚れや、増えすぎた微生物は、定期的に空気を吹き込んで洗い出して、土に戻してさまざまな利用を図ります。

@ この施設で採用する「曝気付き礫間接触酸化法」は、曝気部と無曝気部から構成されています。
A 伝右川の水は、空気を吹き込む曝気部を通ってから、空気を吹き込まない無曝気部に流れます。
B 曝気部では微生物が活発に動き1時間30分かけて汚れを取り除きます。
  無曝気部では30分かけて汚れを沈殿させます。
●あやせ川清流館で館長さんと解説員の方にお話を聞きました。
この付近の綾瀬川や伝右川、毛長川の水質の状況でした。
館長さんの説明 解説員の方の説明
●伝右川の水の透視度をみんなで測定したよ!
浄化前と浄化後の透視度を測定しました。
浄化された水は透視度計で1m以上のきれいな水でした。
浄化される前の水は30〜35cmの水でした。
透視度計を使って水のきれいさを計っています。
●ビオトープ公園の説明を受けました。
池にはカモがやってきていました。

このビオトープ公園では、自然のままに生き物が生息できる環境をつくろうとしています。

ビオトープの池にはトンボや小さな生き物がいました。
※桑袋ビオトープ公園

足立区花畑にあった旧桑袋小学校跡地に国土交通省が整備した桑袋浄化施設と一体となって、足立区が整備しました。

 もともとあった足立の自然をとりもどそうと整備された公園です。

 この公園は、人の手によって生き物を持ちこむのではなく、環境を整えることで、生き物たちが自然と集まり暮らせることをめざしていく公園です。園内には綾瀬川や身近な生き物について楽しく学べる「あやせ川清流館」も併設されています。自然環境を学べるいろいろなイベントも行われています。自然環境を学びたい学校等にはさまざまなプログラムも用意されています。お気軽にご相談してください。 

館長さんより。

桑袋ビオトープ公園・あやせ川清流館 ご利用案内

開園時間 9:00〜17:00(11月〜1月 9:00〜16:30)
休園日 月曜休園(清流館は月・火曜休館)
  (祝日の場合、翌火曜休園)
  年末年始(12月28日から翌年1月4日)
入場料 無料
交通案内

東武伊勢崎線「谷塚駅」もしくは、つくばエクスプレス「六町駅」から東武バス「花畑桑袋団地」行きで「保育所前」下車、徒歩5分

お問い合わせ

桑袋ビオトープ公園(あやせ川清流館)
  〒121-0061 
  東京都足立区花畑8-2-2
  TEL:03-3884-1021
  FAX:03-3884-1041
  
●元荒川処理センターと綾瀬川の起点を見学しました。
元荒川処理センターの方に、下水処理場のしくみを説明してもらいました。
下水道の仕組みの説明をしてもらってます。 処理水の状況を説明してもらっています。
●下水道のしくみ ●下水汚泥

下水汚泥は、通常、濃縮・脱水した後、焼却します。埼玉県では、セメント原料等へ有効利用しています。

●沈砂池 ●最初沈殿池 ●反応タンク ●最終沈殿池

汚水管から流れてきた汚水は、ここを通る間に土砂類が沈み、大きなゴミはスクリーンによって取り除きます。

汚水をゆっくり流し、沈殿しやすいゴミを取り除きます。

(沈殿時間:およそ1.5時間)

微生物の働きにより汚れの元が沈殿しやすい塊になります。

(滞留時間:およそ6〜8時間)

微生物(活性汚泥)と水を分離させます。その後、水は消毒して川へ放流します。池の底に沈んだ活性汚泥は、反応タンクへ送り返され、余った者は汚泥処理施設で処理します。

(沈殿時間:およそ3〜4時間)

※水をきれいにする主役
-微生物-

反応タンクでは、1リットル中におよそ200種類、2億匹の微生物がいて、汚水中の栄養を吸収し、小河れを減らしてくれます。

微生物は空気を吸って生きているため、送風機という機械を使い、空気を反応タンク中に送っています。

ツリガネムシ ブレファリスマ ワムシ
(エピスティリス) (ロタリア)

 その他の微生物

 アメーバ クマムシ コルピディウム モナス

 トコフィリア ボルティセラ ミジンコなど

 
 
 
 
 
●高度処理
  凝集剤添加循環式硝化脱窒法

●反応タンク

高度処理の反応タンクは、空気を送らないタンク(無酸素タンク)と、空気を送り込むタンク(好気タンク)に分かれています。微生物と薬剤(凝集剤)の働きによって汚水中の有機物に加えて窒素やリンを取り除きます。

●ろ過設備

最終沈殿池の水から、浮遊物(SS)等をさらに除去します。

●高度処理とは?

水環境基準の達成や下水処理水の有効利用を目的として、二次処理(標準活性汚泥法等)による処理水の水質をさらに向上させる処理方法です。高度処理には、窒素やリンを除去するものや浮遊物を除去するものなど、目的に応じた方法があります。

 
●綾瀬川の起点を見学しました。
起点の印 起点の碑
  
●荒川導水の放流口を見学しました。

荒川から地下鉄のトンネルの下を通って、伝右川と綾瀬川に荒川の水を放流するところを見学しました。今回はあいにく施設の点検中で放流が行われていませんでした。

点検のため放流されていませんでした。 普段はこんなに放流されています。
 
※綾瀬川・芝川等浄化導水事業

 荒川の水を、綾瀬川・伝右川・毛長川・芝川の4つの河川に導水する事業です。この導水によって水質改善と川らしい水量の確保を図ります。

 綾瀬川等では冬場に水が極端に減ってしまいます。そのため、導水事業によって水量を確保し、川らしさを取り戻します。

綾瀬川・芝川導水事業概要図